
先日SNSを見ていたら、あるママさんの投稿が目に留まりました。
内容は、なかなかパンツに切り替えられないお子さんについての悩みでした。
「何度言っても失敗してしまう」
「このままオムツで大丈夫なのかな」
そんな内容だったと思います。
その投稿を見ていて、ふと昔の自分と息子とのやり取りを思い出しました。
わが家の場合、子どもには鎖肛があります。
一般的なトイレトレーニングとは少し事情が違いますが、それでも親として悩む気持ちは同じでした。
周りの子がパンツになっていく姿を見ると焦るし、「うちはいつになるんだろう」と不安になることも多かったです。
そして今だから言えますが、僕はその焦りから失敗もしました。
今日はそんなわが家の経験についてお話ししたいと思います。
鎖肛の子どものパンツ移行は思ったより難しい

鎖肛とひとことで言っても症状や手術内容はさまざまです。
わが家の場合は浣腸液を使って排便コントロールをしていました。
そのため、一般的なトイトレでよく聞く
「まずはトイレに座る練習から」
という段階はありませんでした。
トイレに座ること自体は特に嫌がらなかったからです。
でも、それとパンツで生活できることは別の話でした。
排便のタイミングをどうするのか。
失敗した時にどう対応するのか。
オムツからパンツへどう移行していくのか。
悩みはたくさんありました。
だから正直なところ、当時は「トイトレを頑張る」というよりも、
「どうすれば本人が安心して生活できるかな」
ということばかり考えていた気がします。
焦っていたのは子どもではなく僕でした
今振り返ると、一番焦っていたのは子どもではなく僕でした。
保育園のお友達がパンツになっていく。
同年代の子の話を聞く。
SNSでトイトレ成功の投稿を見る。
そんな情報を見るたびに、
「うちも頑張らなきゃ」
と思っていたんです。
でも、その焦りは子どものためではなく、自分のためだったのかもしれません。
周りと比べて勝手に焦っていただけでした。
実は僕も子どもを叱ってしまいました
そして僕は失敗しました。
失敗が続くと、どうしてもイライラしてしまう日があります。
何度も着替えをして。
何度も掃除をして。
仕事で疲れている日もあります。
余裕がない日もあります。
そんな時にまた失敗すると、
「なんで教えてくれなかったの?」
「さっきトイレ行こうって言ったよね?」
と強い口調になってしまったことがありました。
もちろん子どもを傷つけたいわけではありません。
でも結果として傷つけてしまったんだと思います。
便を隠すようになったのは僕のせいだった

しばらくしてから、子どもが失敗したことを隠すようになりました。
部屋の隅だったり。
家具の陰だったり。
親の目につかない場所に便を隠していたこともあります。
最初は本当に驚きました。
そして正直、ショックでした。
「なんでこんなことをするんだろう」
そう思いました。
でも冷静になって考えると理由は簡単でした。
子どもは便を隠したかったわけではありません。
僕に怒られるのが怖かったんです。
失敗したら怒られる。
見つかったら怒られる。
だから隠す。
今振り返ると、あれは子どもの問題ではなく僕の問題でした。
あの時のことは今でも反省しています。
正直、トイトレという感覚はあまりありませんでした

わが家の場合、浣腸液を使って排便コントロールをしていたので、一般的なトイトレとは少し違いました。
座ることはできる。
排便もできる。
でも、それとパンツで生活できることは別なんです。
だから当時は、
「トイトレを成功させる」
ではなく、
「どうすれば失敗を怖がらずに過ごせるかな」
ということの方が大切だった気がします。
今思えば、パンツになること自体がゴールではなかったんですよね。
本人が安心して生活できることの方がずっと大切でした。
失敗しても大丈夫と思える環境が大切だった
あの経験があってから、僕は考え方を変えました。
失敗した時は、
「大丈夫だよ」
まずそれを伝えるようにしました。
怒られない。
責められない。
その安心感があるだけで、子どもの表情は全然違いました。
もちろん親としては大変です。
洗濯物も増えます。
掃除もあります。
それでも、子どもが失敗を隠すようになるよりずっといい。
今ならそう思います。
親だって失敗していい

この記事を書こうと思ったのは、SNSで悩んでいるママの投稿を見たからでした。
もしかしたら今も昔の僕みたいに、
「また怒ってしまった」
「イライラしてしまった」
「自分はダメな親だ」
と落ち込んでいるパパやママがいるかもしれません。
でも親だって人間です。
疲れる日もあります。
余裕がなくなる日もあります。
だから失敗することだってあります。
僕も失敗しました。
子どもを叱ってしまいました。
その結果、子どもが便を隠すようになったこともありました。
だからこそ言えることがあります。
完璧な親じゃなくていいんです。
大切なのは失敗した後にどう向き合うか。
僕自身、まだまだ勉強中です。
まとめ
鎖肛の子どものパンツ移行は、一般的なトイレトレーニングとは少し違う難しさがあります。
だから周りと比べなくて大丈夫です。
焦らなくて大丈夫です。
そして、もし僕のように怒ってしまったことがあったとしても、自分を責めすぎないでください。
子どもも成長しますが、親も一緒に成長していくものです。
この記事が、今悩んでいる誰かの気持ちを少しでも軽くできたらうれしいです。









