
子育て中のパパにとって、仕事が忙しい、ママに任せてしまう…そんな状況は珍しくありません。
「育児はママの方が上手だし、自分はサポート役でいいかな」と思っているケースも多いことでしょう。
そして気づけば、子どもと何を話したらいいか分からない。遊びたいけど距離感がつかめない。さらに成長していくにつれて「パパ、なんか嫌」と避けられるようになってしまう…。
この問題、実は思春期の反抗期だけが原因ではありません。日々の関わり方や積み重ねが大きく影響しているんです。今回は、子どもとの距離感を見失う原因と、嫌われるきっかけ、そして関係を良くするためのコツを、パパ目線でお伝えします。
なぜパパは子どもとの距離感をつかめないのか?
大人と接する時とは違って、子どもとの距離感が縮められないで困っているパパは案外います。
そういったパパは、子どもに対する興味があっても、どう接すればいいのか分からないといっているのですが、その前に自身の行動が影響している可能性もあるのです。
1.接する時間が圧倒的に少ない!
朝は慌ただしく出勤、夜は帰宅が遅くて子どもは寝ている。休日は疲れてゴロゴロ…。こうなると、パパと子どもの接点はほんのわずか。その中でどう接していいか悩むのは当然です。
2.ママに頼りきりで育児情報が不足している
子どもが好きな遊びや、今どんなことに興味を持っているか、知らないことありませんか?ママに任せっきりだと、子どもとの会話のネタがなくなり、「何を話そう…」と戸惑ってしまいます。
3.急に距離を縮めようとするから
「たまの休日くらいパパと遊ぼう!」と張り切っても、普段あまり関わっていないと子どもはびっくりします。結果、「なんか無理やり遊ばされてる」感じになり、かえって距離が広がることも。
嫌われるきっかけは“日常の積み重ね”にある
子どもに嫌われるのは、一度の失敗ではなく、小さな積み重ねが原因です。よくあるきっかけを見てみましょう。
スマホばかり見て相手をしない
「今ちょっと忙しいから…」が続くと、「パパは自分に興味がない」と思われてしまいます。
休日にイライラして怒鳴る
疲れからくる苛立ちで怒ってしまうと、子どもは怖がり、心を閉ざします。
約束を守らない
「今度遊ぼうね」と言ったのに、仕事や疲れで守れない。これ、かなり大きな不信感につながります。
こうした小さな積み重ねが、やがて「パパ嫌い」のきっかけになるのです。
距離感を縮めるための3つのポイント
ここからが大事な部分。仕事で時間が取れないパパでもできる方法を紹介します。
1.朝の1分コミュニケーションを習慣にする
朝の出勤前、子どもと目を合わせて一言かけるだけでOK。
「おはよう、昨日の絵本どうだった?」
「昨日は何したの?何が楽しかった?」
このちょっとした会話が、子どもに「パパは自分に関心がある」と感じさせることになります。
2.休日はスマホを置いて“全力遊び”
30分でもいいので、スマホもテレビも置いて、全力で遊ぶ時間を作りましょう。
積み木でもおままごとでも、パパが本気で楽しむと、子どもは一気に距離を縮めてくれます。
とくに「外出して遊ばなきゃ!」といった気合や意気込みは持たなくてOKです。
一緒に遊んでくれるという時間が大事なんです。
3.ママと協力して“パパだけの役割”を作る
「休日のお風呂はパパ担当」にするのが良いかもしれません。
入浴タイムは最高のスキンシップタイムです。
“パパと子どもだけの時間・空間”を作ると、子どもも安心してパパを独占できる時間となるので、心を開いてくれます。
まとめ
まとめると、パパが子どもとの距離感をつかめず、嫌われてしまうのは、性格や思春期のせいではなく、日常の関わり方や時間の積み重ねが大きな要因です。
ママに育児を任せきりで関係が薄くなると、子どもは「パパは自分に興味がない」と感じてしまいます。逆に、朝の1分の会話や休日の全力遊び、約束を守るなど、ちょっとした工夫を続けるだけで、子どもとの信頼関係はぐっと深まります。
大切なのは、特別なことより日常の小さな積み重ねです。今日からできる小さな一歩が、未来の「パパ大好き!」につながります。