
「パパのこと嫌いじゃないけど、なんだか距離を感じる…」
そんな風に感じたことはありませんか?実は自分も、そうでした。朝は早く仕事に出て、帰ってくるのは子どもが寝た後。
休日は疲れてゴロゴロしてしまう…。結果、子どもと過ごす時間が圧倒的に少なくなってしまうんですよね。
この「生活時間の違い」が、子どもがパパになつかない大きな原因のひとつです。
今回は、なぜそうなるのか、そしてどうやったら子どもとの距離を縮められるのか、パパ目線でお話しします。
子どもがパパになつかない理由
パパがなぜ、子どもになついてもらえないのかには、理由がちゃんとあります。
まずは、なぜ、子どもとの距離感が縮まらないのか把握するのが大切です。
会う時間が少ない=接点が少ない
当たり前のことですが、子どもにとって一番身近な存在は、いつもそばにいてくれる人です。ママと比べると、パパは朝晩の短い時間しか顔を合わせない場合が多い。これでは「なんとなく知らない人」状態になってしまいます。
一緒に過ごす時間が短いと、安心感が育たない
子どもは、何度も関わる中で「この人は自分を守ってくれる」「一緒にいて楽しい」という安心感を覚えます。パパと遊ぶ時間が少ないと、その安心感が育たないので、なつきにくいのです。
パパの関わり方が一方的になりがち
久しぶりに子どもと会うと、「さあ遊ぼう!」と張り切ってしまうことありませんか?でも子どもは急に距離を詰められると戸惑います。僕も最初はそうでした。「あれ?なんで避けるの?」って。理由は簡単で、日常的な関わりがないから、子どもにとっては“急に構ってくる人”なんです。
子どもと仲良くなるためにできること
ここからが本題。仕事が忙しいパパでも、ちょっとした工夫で子どもと仲良くなれる方法を紹介します。
1. 朝の数分を大切にする
僕が実践して効果的だったのは、出勤前に子どもと少しだけ会話すること。
例えば、
「今日はどんなこと楽しみ?」
「昨日の絵本、面白かったね」
ほんの1~2分でOKです。これだけで「パパと話すの楽しい」という印象を持ってくれます。
2. スキンシップを忘れない
子どもは言葉よりも触れ合いで安心します。ハグする、頭をなでる、手をつなぐ。たったそれだけでも「パパは優しい」という気持ちが生まれます。
3. 休日は“ながら”ではなく“全力で向き合う”
休日にスマホを見ながら「遊ぼうか」って言っても、子どもは敏感に察します。「あ、パパ本気じゃないな」って。
せめて30分でいいので、スマホもテレビも置いて全力で遊びましょう。ブロックでもおままごとでも何でもいいんです。その時間の濃さが、子どもとの信頼関係を作ります。
4. ママと協力して“パパの時間”をつくる
ママに「休日のお風呂だけはパパ担当」とお願いすること。毎日のお風呂は最高のスキンシップ時間です。
パパと子ども、二人だけの特別な時間ができると、距離感も一気に縮まります。
まとめ
パパが子どもになつかれない原因の多くは、性格の問題ではなく「生活時間の違い」にあります。仕事で家を空ける時間が長いと、どうしてもママとの関わりが多くなり、パパとの距離は広がりがちです。
しかし、これは工夫次第で必ず変えられます。朝のわずかな時間に声をかける、スキンシップを意識する、休日はスマホを置いて全力で遊ぶ、そしてママと協力して“パパ専用の時間”を作る。こうした小さな積み重ねが、子どもの「パパ大好き!」につながります。
なついてくれないと焦る気持ちもわかりますが、ポイントは“特別なこと”より“日常の一瞬”。今日からできる小さな一歩で、子どもとの距離はぐっと近づきます。