
赤ちゃんが生まれると、生活は一気に赤ちゃん中心に回り始めます。ママに比べてパパはどうしても接する時間が短くなりがちですが、その中で「パパが抱っこすると泣かれる」「おむつ替えをするとギャン泣きされる」など、ショックな経験をする方も少なくありません。
「もしかして自分、赤ちゃんに嫌われてる?」
そんな不安を抱くパパは実はとても多いんです。今回は、パパがついやってしまう“あるある失敗談”を振り返りつつ、そこからどうすればいいのか考えていきたいと思います。
抱っこすると泣かれる問題
「よし、俺も抱っこしてあげよう!」と意気込んで赤ちゃんを抱いた瞬間、大泣き…。
これはパパにとって一番ショックが大きい失敗談です。
原因はシンプルで、赤ちゃんにとってママの抱っこの感覚が“一番安心できる環境”だから。
ママの匂いや心音、抱き方のクセなどが赤ちゃんにとって落ち着く要素になっているんです。
パパの腕が悪いわけではありません。
赤ちゃんは「慣れない環境」に敏感に反応するだけ。
ここで「嫌われてるんだ」と落ち込まず、「少しずつ慣れてもらう時間」と割り切ることも大切です。
おむつ替えでの大泣き
おむつ替えに挑戦してみたら、途中で赤ちゃんが泣き止まなくなり「やっぱり自分が下手だから?」と落ち込むパパも多いです。
実際は、冷たいおしりふきがイヤだったり、お腹が空いていたりと、泣く理由はさまざま。パパのせいではないことがほとんどです。
ただし、焦って手際がバタバタすると赤ちゃんは不安になりやすいので、まずは落ち着いてゆっくり取り組むことが大切。
多少時間がかかっても「優しく声をかけながら」が安心につながります。
あとは、経験値を積んで慣れて行けば大丈夫です!
お風呂タイムでの失敗
「パパ担当」となりやすいのがお風呂。
ですがここでも失敗談は多発します。
・お湯の温度が熱すぎた/ぬるすぎた
・耳に水が入ってしまった
・洗い方が雑で泣かれた
などなど…。
お風呂は赤ちゃんにとって非日常なので、ちょっとした違和感で泣いてしまうんです。
ポイントは「赤ちゃんのペースに合わせること」。
歌を歌ってあげたり、水は怖くないと教えてあげて、お風呂は気持ちよくて安心できる場所と感じさせてあげましょう。
なによりも、目を合わせながら声をかけると安心してくれることも多いです。
夜泣き対応でギブアップ
「よし、今夜は俺が対応するぞ!」と意気込んだものの、赤ちゃんが泣き止まず、結局ママにバトンタッチ…。
これもパパあるあるの失敗です。
赤ちゃんによっては「ママじゃないとダメ」という時期があります。
匂いや声の違いを敏感に感じ取ってしまうんですね。
ここで落ち込む必要はありません。夜中の授乳や寝かしつけが難しくても、オムツ替えや寝かしつけ前の抱っこだけでも立派なサポート。パパなりの「できること」を積み重ねればOKです。
赤ちゃんに嫌われてる?と感じたときの心構え
赤ちゃんが泣いてしまうと「自分が嫌われているのかも」と感じてしまうのは自然なことです。
ですが、それは誤解。
赤ちゃんには「嫌い」「好き」という概念がまだなく、泣くのはただの“コミュニケーション手段”です。
大事なのは「泣かれる=失敗」と捉えないこと。
むしろ「泣いてるからこそ、安心させてあげるチャンス!」と考えてみてください。
抱っこや声かけを繰り返すうちに、赤ちゃんも次第にパパに慣れていきます。
パパができる工夫
・赤ちゃんと接する時間を増やす
少しの時間でも毎日関わることが大切。オムツ替えや着替えなど「日常のお世話」に関わると、赤ちゃんは次第に安心します。
・優しい声かけを意識する
抱っこのときに「大丈夫だよ」「パパがいるよ」と声をかけるだけで、赤ちゃんに安心感を与えられます。
・自分流にこだわりすぎない
「こうやらなきゃ」と思いすぎず、赤ちゃんに合わせて工夫する柔軟さを持つと楽になります。
まとめ
赤ちゃんが泣いてしまうのは、パパのせいでも嫌われているからでもありません。泣くこと自体が赤ちゃんの自然な表現であり、そこに付き合いながら少しずつ距離を縮めていくのが育児のリアルです。
最初はうまくいかなくても、回数を重ねることで「パパでも泣き止む」「パパの抱っこが好き」という瞬間が必ず訪れます。その経験は、パパにとってかけがえのない自信につながります。
赤ちゃんの涙を恐れず、失敗を楽しむくらいの気持ちで向き合ってみてください。きっとその先に、パパだけが味わえる特別な絆が生まれていきますよ。