出産後に赤ちゃんがNICUに!不安が圧し掛かるパパに伝えたい事

出産前に赤ちゃんが五体満足で生まれることを願うご夫婦は多いことでしょう。しかし、出産後に異常が発覚して、NICU(新生児集中治療室)に入ることがあります。今回は、出産後に赤ちゃんがNICUに!不安が圧し掛かるパパに伝えたい事についてお伝えします。

出産はいつの時代も安全ではない!


出産は令和の時代になっても、必ずしも安全ということではありません。
母子ともに健康に出産が終わることを願うのは当然ですが、出産後に赤ちゃんに異常が見つかれば、NICUに入ることがあります。

実際に、私の家庭でも事前診察などでも異常は見つかりませんでしたが、出産後に異常が発覚し、NICUへ入ることとなりました。

当時の私はNICUの存在も知りませんでしたし、出産した産婦人科では対処できないことから、大きな病院のNICUへ転院することになりました。しかも、生まれて数時間後に他の病院へ移るため、出産後の妻とも分かれ、救急車に乗せられることになりました。

この時、事態の把握や病気の重病度合いなども分からず、不安ばかりが増していきます。
精神的に強い人であっても、かなりキツイと思います。

そして、転院先の病院でこと細かに診察してもらい、手術を擁するような物であれば、翌日には手術が行われるなど、本当に理解が追いつかない状況へ追い込まれます。

NICU到着後から、不安は増すばかり


転院先の病院でMIRなどの検査を経て、病状や治療に手術日程が決められます。
病状の説明を聞けば、不安にもなりますが、担当の医師がこと細かにどういった手術・治療が必要など教えてくれます。

ただし、正直言ってNICUの入院当日は、頭の整理が追いつかないため、質問や聞きたい事も思いつかないでしょう。
ただただ、先生の話を聞くしかできません。
特に合併症など複数の病気を抱えていると、説明を理解することが難しく、うちの子は治るのか?と不安だけが大きくなります。

ですので、入院当日は、不安との戦いとなりますが、仕方がありません。

また、手術からの回復や完治するものなのかなど当日に聞けなかったとしても、翌日など気持ちの整理を付けてしっかりと質問して解答を貰いましょう。
なぜ、早くから聞くべきかというと、病状が治るものなのか、治らず生涯共にしなければならないハンディキャップを抱えてしまう可能性があるのかなどを把握する必要性があります。
この問題に対して、最初に親が向き合うわなければいけません。

そして、NICUへ入ると、いつ退院できるのかさえ不明です。
一通りの手術や治療が終わらなければ、一時帰宅なども認められません。
本当にいつ我が家に帰ってきてくれるのだろうと、不安が増すばかりです。

だからこそ、お医者さんに、しっかりと質問して、回答してもらいましょう。
そして、その言葉を受け止め、夫婦で話し合い解決させていかなければなりません。

当分の間はパパが頑張るしかない!


出産後にNICUへ入ることが決まると、子供の手術の付き添いや書類の作成に先生からの話を聞くことや、母乳をママから受け取り転院先へ届けたりママやのケアも大事なため、非常に忙しく動き回る必要性が出てきます。ですので、ママの退院までは、パパ一人で頑張るしかありません。

その間、仕事は2週間~1ヶ月程度は確実に休むことにはなります。
2022年からは、出産直後の8週間以内にパパが最大4週間を2回に分けて育児休暇を取得することもできるため、上手に育休を利用して乗り切りましょう。
また、その踏ん張っている最中も小さい体で頑張る我が子を見ていると、自身のクヨクヨする気持ちも薄れていきます。

ただし、一人で対応するのがキツイと感じた場合には、無理をし過ぎない様にするのも大切です。
ママの退院前に、パパが倒れてしまうような事がない様に、シンドイ時には必ず親族に助けを乞うことも大切です。

親族にサポートしてもらいましょう!

出産から数日から数週間は怒涛の様な時間の過ぎ方をします。落ち着く暇はたぶんないでしょう。

そうなると、一人で赤ちゃんとママのサポートをするのにも無理が生じる可能性があります。
ママも、出産後から退院しても、健康的な体へ戻るのにも、時間は掛かります。
その間も、NICUへ入っている赤ちゃんのサポートは病院が行ってくれるとは言え、毎日経過を確認しなければ安心はできません。
また、手術や検査など立ち合いが必要となるため、ほぼ毎日病院へ足を運ぶことにもなります。

ですので、出産直後から、どちらかの両親が手を貸してくれる状況であれば、どうして欲しいのかなど説明をして、サポートしてもらいましょう。
もちろん、両家のご両親が仕事や諸事情で手を貸せないケースもあり得ます。

そういった場合には、夫婦で相談してどうしていくべきかなど話し合い、お互いに助け合っていくしかありません。

この時、ママにばかり負担が掛かるようなことがない様に注意しましょう。
ママが退院したから、もう任せて大丈夫だろうと仕事に戻ってしまうのはオススメできません。
そもそも、職場にはアナタの変わりにサポートできる社員はいますが、ママやパパの変わりはいないのです。
ただでさえ、五体満足ではない赤ちゃんを授かったことへの、申し訳なさや不安などを背負ってしまう可能性がママにはあるので、ママ一人に様々な負担を背負わせてはいけません。
必ず二人で支え合いましょう。

また、パパや親族からのサポートがないことで、育児ノイローゼなどストレスにより神経的な病を患ってしまうママは多いので、気を付けなければなりません。
いくら普段から精神的に強い女性であっても、初めての経験で不安や負担を感じていますので、お互い寄り添い話し合うことも助け合うことが大切です。

まとめ

医療の事は最終的には、病院・お医者様に頼るしかありません。
しかし、赤ちゃんの親は自分たち自身であるため、訪れた不幸をギフトと捉え、親として人間として成長する糧として前向きに取り組んでいきましょう。

NICUへ入ると分かれば不安を抱えるのは当然ですが、まずはお子さんの病状であったり、完治するような病なのかなどの話を、当日でなくても担当医にちゃんと不安の種を取り除いてもらいましょう。そうして、聞いた話を夫婦間で話し合い、取り組みましょう。

本当に、出産直後の転院は今でも忘れられない不安と恐怖でしたが、我が子はすくすくと成長しています。幼い体で頑張っていた当時を思い出すと目から笹があふれ出てきます。

現在、パパでこのような状況に遭遇している方も大勢いると思います。
一日も早く、NICUを退院できる日を願って、踏ん張りましょう!
同じパパとして応援しています(≧◇≦)

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