鎖肛の赤ちゃん・子供とのお出かけ失敗談やお出かけアイテム

鎖肛のお子さんを持つパパやママにとって、手術が成功し家に向かい入れることが出来て感動することでしょう。そして、家族との暮らしが始まりますが、一般的な子育てとは違うため、失敗することも多いです。そんな鎖肛のお子さんを持ったパパやママに参考にもできる情報もあります。今回は、鎖肛の赤ちゃん・子供とのお出かけ失敗談やお出かけアイテムについてご紹介します。

いつでも失敗する可能性がある!


赤ちゃんとお出かけする時のアイテムは、健康時と同じようなアイテムで問題はないのですが、鎖肛の赤ちゃんがいるときには、備え方を間違えると思いもよらない大変な思いをすることがあります。
まず、一般的には、オムツだけ持ち運べばオシッコもウンチも対応が出来ますよね。

でも、鎖肛の手術が完全に終わっていない場合には、お腹からウンチを出すことになりパウチ(ストーマ装具)を装着しています。
このパウチが思いのほか問題を起こすことになります。

まず、面板が季節によっては汗などではがれやすかったり、面板を外した際に汚れが取れてなくて、新しく付けた面板が肌に接着せずパウチが外れてしまいます。
もちろん、おならが溜まり過ぎてクリップが外れてしまったり、面板が浮いてウンチが漏れ出ることだってあります。
また、体調を崩していると水様便がパウチに溜まるため、重さに負けてパウチが外れたり漏れ出すことも非常に多いです。

仮に、こういったケースに陥るとベビーベッドのあるトイレやおむつ替えの台がある場所を探さなければならなくなります。
そして、着替えの枚数もワンセットだけでは足らなくなることも多いです。

毎回外出時には2から3セットの着替えと交換用パウチやハサミなどのセットを持ち歩いていました。
なので、毎回外出時には荷物が多くなる傾向にあります。

外出時のアイテム


鎖肛の赤ちゃんや子供がいる際の、持ち歩いた方が良いアイテムについてご紹介します。

・交換用の新しいパウチや装着用具一式:3~5回分に対応できるぐらい
・ウェットティッシュ(ノンアルコール):80枚とか多い容量を常備
・ティッシュにガーゼ:ストマの中に入れたり、ウェットティッシュで拭いた後に肌を拭うため。配られるポケットティッシュなどもカバンに貯め込んでました。
・ビニール袋やポリ袋:汚れた洋服やウェッティーにティッシュに外れたパウチを入れる用
・着替え:赤ちゃん~3歳ぐらいまでは3~5着。幼稚園以降はズボンを2枚ぐらい
・オムツやパンツにオムツシート:ストーマを塞いだ後は何年もウンチを漏らすことがあるので年齢に合わせたセットを3~4セット
・皮膚が弱い場合は軟膏など病院で処方されている薬

オストメイト対応トイレがあれば良いのですが、外出先に必ずしも設置されている訳ではなので、ウェットティッシュは多めに持っておくことをオススメします。
かなりかさ張るので、大きめのリュックを持ち運んでいました。ベビーカーであれば、座席下などに収納できるタイプなどだと、移動も持ち運びも楽です。

これでも足らない!おでかけ失敗談


遠出した時に限ってや体長が悪い時に病院に向かう最中に夏場のお出かけなど漏らしやすい時が絶対にあります。
そんな時には、何度もオムツやズボンにパンツなどを出先で購入したことも沢山!
仮に、その時に勿体ないから家まで待ってなどとしてしまうと、皮膚が荒れてしまって余計なストレスを与えることにもなりますし、対応する自身も大変になります。
不要な出費に感じてしまうと思う方は、より多めの準備を心がけましょう。

子供の成長と共に、準備する量は減るのですが、その分、失敗した時に持ち歩いていなかった!というケースも増えます。
なので、100均やユニクロ・GU・しまむら・西松屋などに駆け込むケースも少なくありません。

最低限、どこに何が売っているのか?
だいたい値段の相場は幾らぐらいなのか?
代用品となるような物があるのか?

といった知識も持っておくと良いでしょう。

まとめ

お子さんの成長と共に外出機会も増えていきます。
そういった際に、鎖肛であることで、パウチの接着が緩くて漏れてしまって汚れてしまう事も何度もありました。
実際に、このような経験をしたことのある方もいることでしょう。
ですが、自身の知識や経験がないことへの対応というのは、失敗を経て成長するものです。
そうやって、経験値を積み重ねていくことによって対応できる能力も知識も増えていきますよ。
失敗を恥じず、楽しくお子さんとの生活を満喫していきましょう!

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