
部屋の片付けや引っ越しのときに出てくる「もう使わないもの」。
衣類、家具、家電、子どものおもちゃ、趣味の道具…気がつけば、家のあちこちに眠っていませんか?
多くの人が「とりあえずメルカリで売ろう」と思うかもしれません。確かにメルカリは便利で利用者も多く、スマホひとつで簡単に出品できます。
でも、実はメルカリだけが選択肢じゃありません。
ハードオフやジモティー、ブックオフ、さらにはリサイクルショップや不用品回収サービスをうまく使えば、もっとラクに、そしてお得に断捨離できるんです。
今回は、いらなくなったものを賢く処分する方法を、具体的なサービスとあわせて紹介します。
メルカリでの処分:手軽だけど手間がかかることも
まずは王道の「メルカリ」
・スマホアプリで写真を撮って出品
・購入者が決まったら発送
・お金が手元に残る
この流れで、洋服や雑貨、小型家電などを簡単に売ることができます。
メリット
・全国の利用者が対象なので売れる確率が高い
・不用品がお小遣いになる
・匿名配送もできて安心
デメリット
・出品作業や発送の手間がある
・大型家具や家電は発送が大変
・値下げ交渉や取引メッセージのやり取りが面倒
時間と手間をかけても構わない場合、メルカリは高値で売れる可能性があるためおすすめです。
ハードオフ:持ち込みだけで即現金化
「メルカリに出すのは面倒…でも少しでもお金に変えたい」という方におすすめなのが、ハードオフやオフハウスなどのリサイクルショップです。
ハードオフの特徴
・家電、家具、パソコン、オーディオ機器など幅広く買い取り
・店頭に持ち込むだけで査定&現金化
・大型品は出張買取も相談可能
メリット
・その場で現金がもらえる
・梱包や発送の手間が不要
・壊れた家電や古いものでも買い取ってくれる場合がある
デメリット
・メルカリより買い取り価格が低め
・持ち込みが必要
例えば、使わなくなった掃除機やパソコンをわざわざ出品するより、ハードオフでまとめて処分したほうがラクで早いケースも多いです。
ジモティー:地域で直接やり取りできるフリマアプリ
近年人気なのが「ジモティー」。
・地域密着型で近くの人に譲る・売る
・大型家具や家電を取りに来てもらえる
・無料で譲ることも可能
メリット
・送料がかからない(取りに来てくれる)
・大型家具やベビーカー、自転車などに強い
・処分費用をかけずに手放せる
デメリット
・直接取引なので、時間調整や連絡が必要
・受け渡し場所での安全対策が必要
たとえば、引っ越し前に冷蔵庫やソファを処分したいとき、ジモティーで「無料で差し上げます」と出せば、すぐに引き取り手が見つかることもあります。
ブックオフ:本やCD、ゲームをまとめて処分
読み終わった本や使わなくなったCD、ゲームソフトは、ブックオフが便利です。
・店頭持ち込みや宅配買取に対応
・数が多くてもまとめて引き取ってくれる
・発送用の段ボールも無料でもらえる場合あり
メリット
・本やCDを一気に処分できる
・ネット買取サービスで自宅から送れる
・即現金化できる
デメリット
・買い取り価格は安め
・新しい本や人気ゲーム以外は値段がつきにくい
「本棚をスッキリさせたい」「もう読まないけど捨てるのはもったいない」というときに最適です。
不用品回収サービス:どうしても売れないものはまとめて処分
壊れていて売れない家電や、買い手がつかなかった家具は、不用品回収サービスを利用するのが手っ取り早いです。
・業者が自宅まで引き取りに来る
・大型家具や粗大ごみも一気に処分できる
・料金はかかるが時間を節約できる
粗大ごみとして自治体に出すより早く、引っ越しなど急ぎのときに便利です。
賢く断捨離するコツ
1.まずは売れるものから選別
→ メルカリやジモティーで需要があるものを優先的に出す
2.手間をかけたくないものはまとめて持ち込み
→ ハードオフやブックオフに持っていく
3.売れないものは処分
→ 不用品回収や自治体の粗大ごみサービスを利用
4.季節やタイミングを意識する
→ 冬服は秋に出品、扇風機は春に出すと売れやすい
5.写真と説明は丁寧に
→ メルカリやジモティーで売る場合は、写真と状態説明がカギ
まとめ
不用品処分=メルカリというイメージがありますが、実はハードオフやジモティー、ブックオフ、さらには不用品回収業者まで、選択肢はたくさんあります。
・高く売りたい → メルカリ
・手間をかけずに現金化 → ハードオフ
・大型家具・家電を手放す → ジモティー
・本やゲームをまとめて → ブックオフ
・どうしても残ったもの → 不用品回収
このように組み合わせれば、処分のストレスを減らしつつ、ちょっとしたお小遣いも手に入ります。
断捨離をスムーズに進めるためにも、ぜひ複数のサービスをうまく使い分けてみてください。