小中校や高校の授業料の無償化や給食費の無償化といった制度が実施されることで、少子化を食い止めようといった政府の狙いがあるのですが、実際にその恩恵を得ている・これから得るという状況にある家庭であってもその効果はありがたいと言えます。ただし、それでも子育てにはお金が必要となるシーンが多いのです。今回は、なんだかんだ無償化で負担は減ったけど、子育てにはお金が掛る!についてお伝えします。
子育てにお金は不可欠
子供が生まれて喜ばしいと同時にお金忍耐して不安を抱く方は少なくはありません。
むしろ、結婚をしたくないという方の中には、この「お金」の問題を抱えていて結婚しないというケースも珍しくはありません。
一人で、悠々自適に生活を送りたい。パートナー入るけれど、結婚して子供が生まれてくると、自由な時間や自由に使えるお金が減る。
このように考える方も少なくはないでしょう。
もちろん、個人の事由ですので、結婚するべきである!とは言いませんし、お金がない状況で生活し、子供を育てるのは非常に苦労します。
特に、現代社会では、学校などに必要とされていた学費や給食費が免除されることとなり、学校に掛かる年間の出費自体は少ないです。
しかし、子供の将来を考えて良い塾や習い事に通わせたいと考える方は、昔よりも増えている状況です。
英語にダンス、水泳にサッカー、ピアノに塾etc...
数えきれないほどの習い事があり、子供が1週間の内に3つや5つの習い事に通うというのも珍しい光景ではありません。
この習い事に掛かる費用は、一つの習い事に付き3千円~1万円以上と安くはないため、年会費などを入れれば、家計の負担にもなってきます。
また、進学校の学生は、学校の勉強よりも塾での学習時間で学力を伸ばすといったケースも多いため、有名大学を目指すための学業にもお金が掛る仕組みが出来ています。
一方で、塾に通わない子供たちは学力の伸び悩みもあり、進学の際に苦労するといったことも言われていますし、就職活動の競争でも良い大学に進めなかったから、面接で選ばれなかったなどといった声もSNSで見かけます。一時前に親ガチャなんて言葉も流行りましたが、お金で解決すれば良い状況に変化してしまっているのかもしれません。
将来の幅を広げるかもしれない!
子供に良い教育を施すことが出来た場合に、成功する割合は高まりますが、社会に出て無理をして、鬱に追い込まれ、自殺やドロップアウトしてしまうケースも増えています。
親にとっては、これほどお金をかけて、成長してくれた我が子が自分から命を絶ってしまったり、社会から離れていき、ニートになってしまうということは考えてもいないでしょうが、逃げ方を知らない子供の育て方をするのも危険なのです。
日本では、自殺者は増加傾向にありますし、優秀な社員であろうと、使えない社員であろうと、プレッシャーを押し付ける様な環境にいれば、自分の負担を軽減する手段を選ぶことが出来ないほど追い込まれてしまいます。折角、さまざまな事を子供の頃から教えているのですから、何が一番大事であるか・何が何でも無理なら逃げて良い事を教えてあげるのも親の務めです。
頑張れば褒めてくれる親を好きになるのは、どんな子供でも同じです。
しかし、褒めて欲しいから頑張り続ける子供を生み出すのも親です。
しっかりと、生きる事・逃げる事・大事な物の見極めなければならない事を、選択できる様に子育てしていくのも大切であることを親御さんは忘れてはいけません。
まとめ
お金は大事です。使い方も非常に大事です。
そして、お金よりも大事なことも、この世の中にはたくさんあります。
特に、仕事よりも、人付き合いよりも、自分自身の命が大切です。
息苦しいと感じて、仕事するよりも、楽しく努力できる環境で働かなければいけません。
お子さんが18歳20歳を超えて、もう大人だから大丈夫と距離を置く親御さんもいるでしょうが、子供はいつまでも大切なお子さんです。
何が大切なのかをしっかりと教えてあげましょう。
そして、心が豊かな若者が増えれば自然と恋愛や家族などにも興味を持ち、家庭を築きたいと考える事でしょう。
物価高で子育てどころではないと考える若者も多いかもしれませんが、無償化により子育てが年々しやすくなっています。
絶対ではありませんが、サポートしてくれる制度も増えていますので、子育てや結婚に不安感ばかりを抱くのではなく、一緒にやってみようという気持ちを持ってみるのも良いかもしれません。